<国家の暴力>どうしてか地球上では
国家だけが暴力を許されている。
 <戦争について -人はなぜ人を殺すのか->人間だけが無用な殺戮をします。
人間の攻撃は、
幻想である自我の安定や拡大のためですから、
現実に何ら危害を加えてくる危険のない相手にも
脅えるのです。
どこまでいっても終局的に安定することがなく、
ここまでやれば満足ということはなく、
きりがないのです。
 <集団と狂気>集団は、常に、
その中の賢明な個人よりはもちろん、
平均的な個人よりも愚かである。
集団の一員として行動するときは
必然的にわれわれは愚かなことを
仕出かしがちであることを
知っておかなければならない。
 <神より人間>21世紀、人は今、<生き方の多様性>に
<いのち>の有り様を求めているが、
その前に突如現れかねないのが国家の暴力である。
国家暴力はそのような思いを粉砕するのである。

<バカの壁 -「話せばわかる」は大嘘->バカの壁というのは、ある種、
一元論に起因する。
バカにとっては、壁の内側だけが世界で、
向こう側が見えない。
向こう側が存在しているということすら
わかっていなかったりする。
 <万物流転 -私は昨日の私ではない->「ゆく河の流れは絶えずして、
しかももとの水にあらず」
これは、永遠の「自己同一性」追求のおろかさを
気づかせる言葉である。
人間は変わらないという誤った大前提
ここに集団共同幻想の闇が潜んでいる。
 <漂流する魂たち>正しい目的は手段の悪を免責する。
真理を独占すると信じる集団の、
そうした内密の教義に
私たちは歴史の中で、経験の中で
何度出会ってきたことか。