「花すみれ」
目次集
発行:真宗大谷派 大谷婦人会
1990-1999
2004-2025
目 次
今月のことば [1995-1999]
通巻
1999年 平成11年
①
・今月のことば
信心決定して
まいるべきは
安養の浄土なり
蓮如上人
「御文」第1帖11通目より>
②
・今月のことば
信心の人は
その心すでに
浄土に居す
善導大師
「般舟讃」より
③
・今月のことば
本願を信じ、
念仏申すことによって、
我等の心の中に
浄土が開けてくる。
曽我量深
「往生と成佛」より
④
・今月のことば
浄土宗のひとは
愚者になりて往生す
法然上人
⑤
・今月のことば
頭が下がってみれば、
いつの間にか、自然に、
仏さまが用意した国、
お浄土が開けているのです。
竹下哲
「お浄土が開けている」より
⑥
・今月のことば
仏様は、どこに
おいでになりますか。
南無阿弥陀仏と
念ずる人の前に、
おいでになります。
曽我量深
第576-587号
1998年 平成10年
①
・今月のことば
浄土真宗のならいには、
念仏往生ともうす也。
親鸞聖人「一念多念文意」より
②
・今月のことば
今時の衆生は、
他力の信心をえて
浄土の往生を遂げん。
蓮如上人「御文」二の七 より
③
・今月のことば
往生の生は
生まれるというほかに
生きる
という意味がある。
曽我量深
④
・今月のことば
一日の空過は
やがて
一生の空過となる。
金子大栄
⑤
・今月のことば
信心を獲るということは、
精神の方向が
転換することです。
暁烏敏
⑥
・今月のことば
「往生」という自覚は、
ただ今この身においてのみ
あるのです。
小川一乗「寺をひらく」より
⑦
・今月のことば
真実に目を覚ますと
世界が初めて
平等になります。
和田稠「生きあえる世界」より
⑧
・今月のことば
往生は心の問題。だから
心の始末がつくことによって
往生はできる。
仲野良俊「浄土真宗-往生と不退」より
⑨
・今月のことば
浄土へ行くのは、
この娑婆のつらいこと、
悲しいことの全体を
私のこととして引き受けていける、
そのような「私」を
いただくためなのです。
渡辺晃純「御正忌の御文」より
⑩
・今月のことば
あすありとも
わからぬ身であるがゆえに
一瞬一瞬「今を生きる」のである。
そこに、いつ命終えても
完全燃焼の人生がある。
田代俊孝「悲しみからの仏教入門」より
⑪
・今月のことば
人間は、念仏において
人間になるのである。
安田理深
⑫
・今月のことば
道は近きにあり
迷える人は
それを遠きに求む。
清沢満之
第564-575号
1997年 平成09年
⑩
・今月のことば
愚痴から申す念仏も、
あらわれてくだされた
念仏に違いない。
正親含英
「念仏に聞く」
⑪
・今月のことば
念仏申さるるも
如来の御はからいなり
歎異抄 第11章
⑫
・今月のことば
念仏成仏これ真宗
浄土和讃
第552-563号
1996年 平成08年
①
・今月のことば
弥陀の本願信ずべし
本願信ずるひとはみな
摂取不捨の利益にて
無上覚をばさとるなり
親鸞聖人
正像末和讃」より
②
・今月のことば
人にかける願いはよくわかる
かけられている願いには
なかなか気づけない
田代俊隆
「悲しみからの仏教入門」より
③
・今月のことば
ひと声ひと声が
ひと声
ひと声が
本願のお名のり―
ひと声ひと声
ひと声
ひと声が
本願のお呼びかけ―
ひと声ひと声
ひと声
ひと声が
本願のおたすけ―
木村無相
「念仏詩抄」より
④
・今月のことば
大悲の本願は
心に徹して信楽となり
身に行われて念仏となる
金子大栄
「金子大栄集」より
⑤
・今月のことば
本願力にあいぬれば
むなしくすぐるひとぞなき
功徳の宝海みちみちて
煩悩の汚水へだてなし
親鸞聖人
「高僧和讃」より
⑥
・今月のことば
本願
暗いより 明るいほうがいい
冷たいより暖かいほうがいい
憎みあうより
愛しあうほうが楽しい
これは 人間だけではない
いのちそのものの願いだ
池田正作
「骨道を行く」より
⑦
・今月のことば
弥陀も本願も念仏も、
その体一つで増します。
大河内了悟
「正信偈のこころ」より
⑧
・今月のことば
このままの私が
本願のお目あてであった。
東井義雄
「仏の声を聞く」より
第540-551号
1995年 平成07年
①
・今月のことば
信心歓喜ということも
単に心の問題ではなくて
眼の輝きだ、といってもよい。
稲葉秀賢
「自己の再発見」より>
②
・今月のことば
合掌して、
如来よりたまわりたる信心を
頂く。
高史明
「無碍の一連なり」より>
③
・今月のことば
信心の人を
真の仏弟子と言えり
親鸞聖人
「末燈鈔」より>
④
・今月のことば
私の信心 夕焼け空よ
赤い夕日の
お照らしうけて
西のお空はまっかっか
赤い夕日が如来さま
浅田正作
「骨道を行く」より>
⑤
・今月のことば
信心は
まことの心ということ
であるからして
それは仏のお心である。
金子大栄
「真宗の教え」より>
⑥
・今月のことば
信心をば、まことの心とよむ上は
凡夫の迷心にあらず
全くの仏心なり
この仏心を凡夫にさずけたもう時
信心とは言わるるなり
覚如上人
「最要鈔」より>
⑦
・今月のことば
念仏というものを
信ずるのではない。
念仏の他なしと
心定まったのが
念仏の信のすがたなのです。
宮城顗
「真宗の本尊」より>
⑧
・今月のことば
信は仏智なり
実悟老師
「実悟記」より>⑧
⑨
・今月のことば
他力の信心うるひとを
うやまいおおきによろこべば
すなわちわが親友ぞと
救主世尊はほめたまう
親鸞聖人
「正像末和讃」より>
⑩
・今月のことば
大信心が
わが身にいたりとどくためには
いかばかりの諸仏の
ご苦労のあることで
ございましょうか。
西元宗助
「宿業の大地にたちて」より>
⑪
・今月のことば
信心すれば幸福になれる。
そんなものではない、
はじめから幸せなんだと、
仏は教えて下さったようです。
横山定男
「ありのままがありがたい」より>
⑫
・今月のことば
信心の行者には、
天神地祇も敬伏し、
魔界外道も
障碍することなし。
親鸞聖人
「歎異抄」より>
第528-539号
目 次
今月の言葉 [1990-1994]
通巻
1994年 平成06年
①
・今月の言葉
弥陀の光明は、
たとえば、
ぬれたる物をほすに、
うえよりひて、
下までひるごとくなる事なり。
「蓮如上人御一代記聞書」より>
②
・今月の言葉
信治定の人は誰によらず、
まず、みれば
すなわち、
とうとくなり候う。
「蓮如上人御一代記聞書」より>
③
・今月の言葉
かように物を下され候う事も
信をとらせるべきためと
思し召せば
報謝と思し召し候う。
「蓮如上人御一代記聞書」より>
④
・今月の言葉
心得たと思うは、心得ぬなり。
心得ぬと思うは、
こころえたる也。
「蓮如上人御一代記聞書」より>
⑤
・今月の言葉
いかに文釈を
おぼえたりとも、
信がなくては
いたずらごとよ
「蓮如上人御一代記聞書」より>
⑥
・今月の言葉
今度、生死の結句をきりて、
安楽に生ぜんと思わん人、
いかんとして、
あしきさまなる事をすべきや
「蓮如上人御一代記聞書」より>
⑧
・今月の言葉
人の、
辛労もせで徳とる上品は、
弥陀をたのみて
仏になるに
すぎたることはなし
「蓮如上人御一代記聞書」より>
⑨
・今月の言葉
同行、寄り合い、
讃嘆すれども、
信をとる人なければ、
珍物を食せざると
同じ事なり
「蓮如上人御一代記聞書」より>
⑩
・今月の言葉
雨もふり、
また、炎天の時分は、
つとめ、
ながながしく仕候わで、
はやく仕て、
人をたたせ候うがよく候う
「蓮如上人御一代記聞書」より>
⑪
・今月の言葉
仏法には、万事、
かなしきにも、かなわぬにつけても、
何事に付けても、
後生のたすかるべきことを思えよ
よろこびたきは、仏恩なり
「蓮如上人御一代記聞書」より>
⑫
・今月の言葉
仏法には、万事、
かなしきにも、かなわぬにつけても、
何事に付けても、
後生のたすかるべきことを思えよ
よろこびたきは、仏恩なり
「蓮如上人御一代記聞書」より>
第516-527号
1993年 平成05年
①
・今月の言葉
たのむところにて
たすけたまい候事は
歴然に候えども、
御たすけあろうずと云いて、
しかるべき。
「蓮如上人御一代記聞書」より
第504-515号
1992年 平成04年
1
2
3
4
6
8
9
10
11
12
第492-503号
1991年 平成03年
2
3
4
6
7
8
10
11
12
第480-491号
1990年 平成02年
7
9
10
12
第468-479号
⇒
連載項目一覧
⇒ 連載項目一覧
真宗は在家仏教であるから、
山へ登って修行することがない。
「ただひたすらに、
耳は定期的にあらわねばならない。
自己を聞く聞法の縁が大事
である。
」
(美濃部薫一 「花すみれ」 1993年2月号)
「
耳は定期的にあらわねばならない
」と、
真宗は聞いたことさえ捨てて、
初事・初事と聞き続けていく教えであります。
(同事庵仏教談話会主宰 野田風雪
「花すみれ」 1993年10月号)
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お茶の間相談室Q&A
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門徒が気になるQ&A