「花すみれ」
目次集
1990-1999
2004-2021
目 次
今月のことば [2021- ]
通号
2021年 令和 3年
*********
⑦
・今月のことば
わたくしたちはほとけのこどもになります
わたくしたちはただしいおしえをききます
わたくしたちはみんななかよくします
⑧
・今月のことば
今を永遠に生きることが肝要
⑨
・今月のことば
浄土に往生するには、
私というはからいがあってはなりません
通巻 第846-847号
今月の法語 [2004-2021]
2021年 令和 3年
①
・今月の法語
佛佛相念
仏説無量寿経(真宗聖典7頁)
②
・今月の法語
与えるものは、
物だけでなく温かい心も
必要なのです。
「花すみれ」 2021年1月号より
③
・今月の法語
ただ念仏のみぞ
まことにおわします
「歎異抄」(真宗聖典642頁)
「花すみれ」 2021年2月号より
④
・今月の法語
大切なものは
目にみえないんだよ
サンテグジュペリ「星の王子さま」
「花すみれ」 2021年3月号より
⑤
・今月の法語
法身は、いろもなし、かたちもましまさず。
しかれば、こころもおよばれず。
ことばもたえたり。
「唯信鈔文意」(真宗聖典554頁)
「花すみれ」 2021年4月号より
⑥
・今月の法語
はじめに名号あり (安田理深)
はじめに礼拝あり (信國淳)
はじめに尊敬あり
「花すみれ」 2021年5月号より
*********
通巻 第840-845号
2020年 令和 2年
①
・今月の法語
真実を知ると、
悲しくなるけれど自由になる
「花すみれ」 2019年12月号より
②
・今月の法語
私を見ていてくださる人があり
私を照らしてくださる人があるので
私はくじけずに こんにちをあるく
榎本栄一
「花すみれ」 2020年1月号より
③
・今月の法語
信心とは、私が仏を信じる心ではない。
仏の”まことの心”が私に届いたということです。
「花すみれ」 2020年2月号より
④
・今月の法語
損か得か人間のものさし
ウソかマコトか仏さまのものさし
「花すみれ」 2020年3月号より
⑤
・今月の法語
つくべき縁あればともない
はなるべき縁あれば、はなるる
『歎異抄』 第六章
「花すみれ」 2020年4月号より
⑥
・今月の法語
お念仏を称えるということは
私にかけられた仏さまのこころ・
願いを聞いていくことなのです。
武宮顕紹
「花すみれ」 2020年5月号より
⑦
・今月の法語
どうか仏教の教えを聞いてください
それが私たち人間に生まれた意義を
求める仕事です
中村薫
「花すみれ」 2020年6月号より
⑧
・今月の法語
善人なおもて往生をとぐ、
いわんや悪人をや
『歎異抄』
「花すみれ」 2020年7月号より
⑨
・今月の法語
「死ぬはずのものならば、
帰っても死ぬし、
ここに逗留していても死ぬ。」
(ご消息善性本)
「花すみれ」 2020年8月号より
⑩
・今月の法語
煩悩にまなこさえられて
摂取の光明みざれども
大悲ものうきことなくて
つねにわが身をてらすなり
(高僧和讃 源信讃/真宗聖典 497-498頁)
「花すみれ」 2020年9月号より
⑪
・今月の法語
浄土にてかならずかならず
まちまいらせそうろうべし
(『末燈鈔』/真宗聖典 607頁)
「花すみれ」 2020年10月号より
⑫
・今月の法語
本願の名号は
生ける言葉の仏心なり
(曽我量深)
「花すみれ」 2020年11月号より
通巻 第829-839号
2019年 令和元年
*****
⑤
・今月の法語
さるべき業縁のもよおせば、
いかなるふるまいもすべし
『歎異抄』第13章
「花すみれ」 2019年4月号より
⑥
・今月の法語
本願力にあいぬれば
むなしくすぐる
ひとぞなき
『高僧和讃』
「花すみれ」 2019年5月号より
⑦
・今月の法語
私を苦しめるもの、
それは他でもない、
私自身である
「花すみれ」 2019年6月号より
⑧
・今月の法語
如来に信ぜられ 如来に敬せられ、
如来に愛せらる かくて我らは
如来を信ずることを得る
曽我量深
「花すみれ」 2019年7月号より
⑨
・今月の法語
世のなか安穏なれ、
仏法ひろまれ
「親鸞上人御消息集(広本)」
「花すみれ」 2019年8月号より
⑩
・今月の法語
亡き人に
迷うなよと
拝まれているこの私
「花すみれ」 2019年9月号より
⑪
・今月の法語
しゃっかく([虫+尺]蠖)の循環するがごとく、
蚕繭(さんけん)の自縛するがごとし
曇鸞大師「浄土論註」
「花すみれ」 2019年10月号より
⑫
・今月の法語
人生が行き詰まるのではない
自分の思いが行き詰まるのである
安田理深
「花すみれ」 2019年11月号より
通巻 第820-827号
2019年 平成31年
①
・今月の法語
亡き人に
迷うなと
拝まれている
この私
「花すみれ」 2018年12月号より
②
・今月の法語
成仏とは、
人生の真実に気づく
ということです
「花すみれ」 2019年1月号より
③
・今月の法語
見えないものにこそ、
支えられているのに。
見えるものに
心を奪われて。
「花すみれ」 2019年2月号より
④
・今月の法語
拝むとは、
拝まれて居た事に
気付き醒めること
高光大船
「花すみれ」 2019年3月号より
************
通巻 第816-819号
2018年 平成30年
①
・今月の法語
「聞く」という座に立てば、
そこらじゅうから
教えというものが
聞こえてくるのです。
木越樹
「大谷婦人会法話シリーズ」 No.19より
②
・今月の法語
自分の中に
頑張っているものがある限り、
それが仏法を聞くということを
全部妨げているのです。
木越樹
「大谷婦人会法話シリーズ」 No.19より
③
・今月の法語
「邪見驕慢悪衆生」という
言葉を発しても、
なかなか自分の事であると
頷けない私がいるのです。
川端裕敬
「花すみれ」 2018年2月号より
④
・今月の法語
浄土真宗は
人間の努力を否定するのではなく、
その努力を最大限に生かす力を
本願(他力)と教えられています。
伊奈祐諦
「花すみれ」 2018年3月号より
⑤
・今月の法語
生きるということは
思い通りにならないのです。
それでも自分の人生に
深い頷きをもって
生きていく道があるのです。
本田雅人
「花すみれ」 2018年4月号より
⑥
・今月の法語
つながりを生きる仲間なのに、
仲間はずれを作ったり、
いじわるしたり、
傷つけ合ってしまう私たち
四衢亮
「花すみれ」 2018年5月号より
⑦
・今月の法語
自ら救われた人は
必ずまだ救われていない人を
救うのです。
中村薫
「花すみれ」 2018年6月号より
⑧
・今月の法語
個人という鏡から、
自分の姿を映される
福田大
「花すみれ」 2018年7月号より
⑨
・今月の法語
あなたが居ない所に
仏様はいないのですよ。
月輪淳裕
「花すみれ」 2018年8月号より
⑩
・今月の法語
我、以外は皆、
我の師匠である
吉川英治
「花すみれ」 2018年9月号より
⑪
・今月の法語
念仏は請求書ではなく、
領収書である
米沢英雄
「花すみれ」 2018年10月号より
⑫
・今月の法語
自分が
本当にしたいことが
分からないというのが
「闇」である
「花すみれ」 2018年11月号より
通巻 第804-815号
2017年 平成29年
①
・今月の法語
間に合う、
間に合わないを超えて
私たちは存在している。
海法龍
「大谷婦人会法話シリーズ」 No.18より
②
・今月の法語
声にしなければ、
伝承しない、
届かない、
消滅していく
海法龍
「大谷婦人会法話シリーズ」 No.18より
③
・今月の法語
死んだお母さんは迷いません。
生きているあなたが迷うのです。
中村薫
「花すみれ」 2017年2月号より
④
・今月の法語
仏法を聞くというのは、
ショックを受けることなんです。
今まで自分が思っていたこと、
確かと思っていたことが
壊されることなんです。
伊藤元
「生死は亀毛のごとし」より
⑤
・今月の法語
生きとし生けるものはすべて、
自分のことを認め、
見守ってくださる存在がなかったら
生きていけない。
澤田見
「花すみれ」 2017年4月号より
⑥
・今月の法語
何度も何度も
繰り返し繰り返し
聞くことによって
教えが溜まっていくのです。
吉田剛
「花すみれ」 2017年5月号より
⑦
・今月の法語
私たちは、
量ることによって、
他を傷つけ、
自らをも傷つけている
近藤章
「花すみれ」 2017年6月号より
⑧
・今月の法語
仏の心に背いている
罪深いわが身の事実を
お知らせいただいた
用らきそのものを
「真実」という
小泉元瑞
「花すみれ」 2017年7月号より
⑨
・今月の法語
思い通りにしたら
いかんのです。
それは、周りの人を
どれだけ傷つけることか
福嶌英子
「花すみれ」 2017年8月号より
⑩
・今月の法語
人間の意識は
生を愛し死を恐れます。
しかし生も死も
意識を超えてやってきます。
近藤章
「花すみれ」 2017年8月号より
⑪
・今月の法語
自分の都合で、
善し悪しの善を
「おかげさま」と
喜んでいる私たち
高橋法信
「花すみれ」 2017年9月号より
⑫
・今月の法語
決して自分の力ではなく、
よき人、よき友が、きびしく批判し、
力強く支え、守ってくださった
おかげである
谷祐真
「花すみれ」 2017年11月号より
通巻 第792-803号
2016年 平成28年
①
・今月の法語
人生というのは、
自分の思いや
希望を叶える場所ではない。
四衢亮
「歎異抄の世界をたずねて」より
②
・今月の法語
すべては、ご縁によって
多くの支えがあって
はじめてできること
加田岡隆昭
「花すみれ」 2016年1月号より
⑤
・今月の法語
とりあえず今だけ、
金だけ、自分だけでは、
結局回り回って
自分をくるしめることになります。
真城義麿
「花すみれ」 2016年4月号より
⑥
・今月の法語
悩まないことが
幸せな人生ではないのです。
また、悩みは
心の持ち方や気晴らしで
消えるようなものではありません。
川村妙慶
「川村妙慶のカフェ相談室」より
⑦
・今月の法語
「無上尊」とは上下を超えた尊さ、
比べることができない尊さです。
真城義麿
「花すみれ」 2016年6月号より
⑧
・今月の法語
仏教のいのちの見方は
働けるから、あるいは
役に立つから生きる意味があるのだ
とは決して教えません。
藤井理統
「僧侶31人のぼけっと法話集」より
⑨
・今月の法語
亡き人に供養するというよりも
亡き人から何を願われているのか、
その本来の願いを聞いていくのが
供養
中村薫
「花すみれ」 2016年8月号より
⑩
・今月の法語
私の「思い」を超えた
「縁」を生きる生活に目覚める、
そこに初めてほんとうに生きる
と言えることが成り立つ。
池田勇諦
「浄土真宗入門」より
⑪
・今月の法語
過ちを再び繰り返すのが
人の世の常である。
でも、だからこそ、
出会いを大切にする精神をこそ
回復せよ、との呼びかけが
私に届られている。
酒井義一
「共に生きる~ハンセン病問題に学ぶ」より
⑫
・今月の法語
「仏さまに遇う」とは、
「自分に出遇うということ」
「自分にめざめるということ」
藤野宗城
「花すみれ」 2016年11月号より
通巻 第780-791号
2015年 平成27年
①
・今月の法語
世間を生きる私たちにとって、
仏法を聞くということが
仏さまに出遇う唯一の営みです。
考えても遇えません。
聞くことによってのみ遇えるのです
伊藤元
「手渡されたもの 手渡すもの」より
②
・今月の法語
かけがえのない
人の死のおかげで
念仏に遇うことができた。
そこではじめて、
私にとっての諸仏となる。
二階堂行邦
「南無阿弥陀仏の葬儀」より
③
・今月の法語
仏教は、
都合よく生きられたら幸せだ
という夢から覚める教えです。
片山寛隆
「大きい字の法話集2」より
④
・今月の法語
感動もなく走り抜け、
着いたゴールが単なる死で
あったとするならば、
こんな空しい人生はない。
末吉和順
「花すみれ」 2015年3月号より
⑤
・今月の法語
人間は自己主張・自己執着を破る
言葉に出会わねばなりません。
つまり、
本尊を見つけなくてはなりません。
渡邉尚子
「大きい字の法話集2」より
⑥
・今月の法語
自分を苦しめ
人生をいただけなくしているのは、
他ならぬ自分。
寺本温
「花すみれ」 2015年5月号より
⑦
・今月の法語
私たちの身の回りで起こる
すべての出来事に
いいも悪いもない。
澤田見
「花すみれ」 2015年5月号より
⑧
・今月の法語
仏様の念仏は
仏様の声が聞こえる耳を
いただかなくては申せません。
岩佐幾代
「花すみれ」 2015年7月号より
⑨
・今月の法語
自分は正しいと主張するあまり、
お互いにあやまちを繰り返す。
「人間」であるという視点を、
見失ってしまう。
酒井義一
「大きい字の法話集2」より
⑩
・今月の法語
もともと違ういのちに
勝ち負けなどありません。
楠樹章麿
「花すみれ」 2015年9月号より
⑪
・今月の法語
お念仏の一声一声に、
如来の声を聞いていくのです。
楠樹章麿
「花すみれ」 2015年9月号より
⑫
・今月の法語
極楽浄土に生まれたいと願うことは、
戦争や飢餓や性暴力、
さらには差別があってはならないと
願うことです。
村上宗博
「花すみれ」 2015年11月号より
通巻 第768-779号
2014年 平成26年
①
・今月の法語
本尊とは何か、本当に尊い事である。
物ではなくて尊い事である
廣瀬杲
「本尊」より
②
・今月の法語
「独尊」・・・ひとり尊い、
というのは
比べることができない
ということです。
高橋法信
「大谷婦人会法話シリーズ」 No.15
「浄土を本国としてこの世を生きる」より
③
・今月の法語
教えという「鏡」を通さなければ、
一番みじかな自分自身そのものは
見えてこない。
直林真
「花すみれ」 2014年2月号より
④
・今月の法語
老いは老いのままに、
病むものは病むままに
生きて行く道が開かれる。
畑野公夫
「花すみれ」 2014年3月号より
⑤
・今月の法語
私たち一人ひとりのいのちは、
如来さまから
お預かりしたいのちです。
伊奈祐諦
「花すみれ」 2014年4月号より
⑥
・今月の法語
自分が大事・かわいい
と思う働きは、
自分の都合の悪いところを
見ないようにしているのです。
野々目了
「花すみれ」 2014年5月号より
⑦
・今月の法語
本来分けられないいのちを、
私たちは、
優劣・善悪・上下をつけて
分けているのです。
谷大輔
「花すみれ」 2014年6月号より
⑧
・今月の法語
自分で気づかないうちに
私は正しい、間違っていない
という心に
固まっているのです。
杉本昌俊
「花すみれ」 2014年7月号より
⑨
・今月の法語
悲しいとき、辛いとき、
嬉しいとき、楽しいときすべて、
すなわち私たちの
生活全体が聞法なのです。
小松英雄
「花すみれ」 2014年8月号より
⑩
・今月の法語
悲しみの種でもあるものが
愚痴で終わらず
今を引き受け、今を頂いて
今を生きさせていただける
それがお念仏のお育て
藤野宗城
「花すみれ」 2014年9月号より
⑪
・今月の法語
親も子も
共々に包まれて
生活できる場こそ
いのちそのものが
求めてやまぬ世界。
近藤章
「花すみれ」 2014年10月号より
⑫
・今月の法語
念仏した結果として
救われるのではなく、
念仏することが
そのまま救い。
四衢亮
ワンコインブック「念仏」より
通巻 第756-767号
2013年 平成25年
③
・今月の法語
命終われば、
先祖も還っていった
いのちの故郷―浄土へ
みな還らせてもらう。
黒田龍雄
「亡き人に願われて」より
④
・今月の法語
どんな人も同じ
「ここ」という場所を生きている
みんなただ一つに結ばれている
狐野秀存
「往生浄土の道」より
⑤
・今月の法語
誕生して生きることは
「悔いなし」への
あゆみが願われています。
佐賀枝夏文
「花すみれ」 2013年4月号より
⑥
・今月の法語
たとえ世間が
人を見捨てることがあっても
自分で自分を
見捨てることはない。
高橋法信
「大きい字の法話集」より
⑧
・今月の法語
「わたしと」というありようが
如来によって破られるときに、
初めて人と出遭う。
保々眞量
「大きい字の法話集」より
⑨
・今月の法語
思いどおりになることを
幸せだと思って生きる者は
鬼の生き方をしていることに
なります。
寺本温
「大きい字の法話集」より
⑩
・今月の法語
お仏事で大事なことは、
「自分が正客だ、人ごとでない、
私のためのお仏事だ。」
といただいていくこと。
藤野宗城
「花すみれ」 2013年9月号より
⑪
・今月の法語
故人が諸仏となって
私たちを心配されておられる。
諸仏とは、私が一番身近に
感じられる仏様。
山雄竜麿
「花すみれ」 2013年10月号より
⑫
・今月の法語
その人の死に方が問題ではなく、
その人がどのような「いのち」を
生きたかを見つめることが大切。
加藤晴久
「花すみれ」 2013年11月号より
通巻 第744-755号
2012年 平成24年
①
・今月の法語
「いのちの真実」に対する謙虚さを
私たちに開いてくださる仏さまのよびかけ、
それが「念仏もうす」ということ。
池田勇諦
「大谷婦人会法話シリーズ」 No.13
「念仏もうして立ちあがる」より
②
・今月の法語
他の「いのち」を食して
私の「いのち」が成り立っていることを
忘れてはなりません。
小早川隆紀
「花すみれ」 2012年1月号より
③
・今月の法語
感動とは、
それに遇う前と遇った後とは、
全く私が変わるような出来事
それが「出遇う」ということ。
池田勇諦
「大谷婦人会法話シリーズ」 No.13
「念仏もうして立ちあがる」より
④
・今月の法語
わが人生のあり方を、
自分の心の姿を、
内へうちへと問い続ける心の深さが、
真の若さ。
澤田秀丸
「心のことば」より
⑤
・今月の法語
仏の教えに教えられないと
自分の問題に
気づくことさえできない。
谷大輔
「花すみれ」 2012年4月号より
⑥
・今月の法語
何もできないという自覚が
お念仏になる時
そこに一切の生きとし生けるものとの
つながりが開かれてくる。
高史明
「響~真宗と人間解放」より
⑦
・今月の法語
腹立ちという出来事を通して
お陰さまという真実に気がつく。
譲西賢
「今、ここに生きる歓び」より
⑧
・今月の法語
あなたのいのちは、
あなた個人のものではない。
果てしない、
いのちのつながりをいただいて
生まれてきた存在である。
鶴見美智子
「花すみれ」 2012年7月号より
⑨
・今月の法語
愚かな愚かな私です。
それさえ知らぬ私です。
中川専精
「何のために法事をするのか」より
⑩
・今月の法語
笑顔で挨拶のできる
私に育てられた
幸せを知りましょう。
真城義麿
「あなたがあなたになる48章」より
⑪
・今月の法語
「私も悪かった」とは、時には言えます。
それは「私も」と言うなかに、
「あなたも悪い」という思いが
腹のなかにあるからです。
多田孝圓
「2012年版 真宗の生活」yり
通巻 第732-743号
2011年 平成23年
①
・今月の法語
名を持つことによって、
自分がそこに存在する。
法名を持つことは、
ほとけの子として
存在するということ。
安富信哉
「帰依三宝」より
②
・今月の法語
謙虚さがないと、
お参りができないのです。
お念仏が申せないのです。
安原晃
「大谷婦人会法話シリーズ」 No.12
「宗祖としての親鸞聖人に遇う」より
③
・今月の法語
葬式はその人との別れですが、
またその人との
あらためての出遇い。
二階堂行邦
「南無阿弥陀仏の葬儀」より
④
・今月の法語
私ひとりの心が安らぐことでは
本当の救いになりません。
あらゆる人々と共に安らぐことが
成り立たないと、
私たちは救われないのです。
尾畑文正
真宗大谷派発行リーフレットより
⑤
・今月の法語
あらゆる人を尊い存在として
見ることができる時、
はじめて;自分自身をも
尊い存在として
見いだすことができる。
藤内和光
「花すみれ」 2011年4月号より
⑥
・今月の法語
私の名を呼ばれて
返事もしないと、
相手が大事なことを
呼びかけているのが
通じない。
湯浅成幸
「親鸞さまのみ教え」より
⑦
・今月の法語
私が感じる苦しみは
人類の苦しみであって、
もうすでにそのことを
担っている人がいた。
酒井義一
「人間回復への道~ハンセン病と真宗」
⑧
・今月の法語
人間は苦しみの中で生きています。
しかし苦しむために
生きているのではありません。
下津浩一
「花すみれ」 2011年7月号より
⑨
・今月の法語
みんなのいのちを
大切にすることこそが
自分のいのちを
大切にすること。
絵本「親鸞聖人」
⑩
・今月の法語
仏法を聞くことは、
「自分が可愛い」という
自我への執着、固執を
照らす法に出遇うこと。
蓑輪秀邦
「真宗門徒になる」より
⑪
・今月の法語
どれだけ生きるかより
どんないのちを生きるかが大切。
藤原千佳子
「慈光はるかにⅡ」より
⑫
・今月の法語
自らを許し相手を許し、
また自らが許されていると知る。
許すとは認めること。
真城義麿
「樹心の教育を求めて」より
通巻 第720-731号
2010年 平成22年
①
・今月の法語
その方がどんな生きざまをされたにしても、
そのお人のうえから
私が本当に聞き取らなくてはならない
大事なことがあるのです。
池田勇諦
「法事をつとめる」より
②
・今月の法語
生きていることは、
願いを持って立ち上がること。
それがたすかるということです。
宮戸道雄
「大谷婦人会法話シリーズ」 No.11
「信ずればたすかる」より
③
・今月の法語
人は皆ご迷惑をおかけして、
お世話になって
生かされているのです。
多田孝圓
「花すみれ」 2010年1月号より
④
・今月の法語
死という
絶対平等の身にたてば
誰でも
許せるような気がします。
鈴木章子
「癌告知のあとで―私の如是我聞」より
⑤
・今月の法語
私の人生の
「道しるべ」として
多くの先人方と出遇っていく。
これが「仏事」です。
清史彦
「花すみれ」 2010年3月号より
⑥
・今月の法語
お仏壇とは教育壇ですね。
ご本尊・南無阿弥陀仏による
親子共育壇です。
池田勇諦
「帰敬式を受ける」より
⑦
・今月の法語
困るときがやってきた時に、
本当に人間は人間になれる。
東井義雄
「バカにはなるまい」より
⑧
・今月の法語
お経が必要なのは、
故人(先祖)や遺骨ではなく、私たちの方。
吉村隆真
「心を変える36のレシピ」より
⑨
・今月の法語
向こうを見ている目には、
見ている自分は
見えないものです。
高史明
「死に学ぶ生の真実」
⑩
・今月の法語
真実を見失ったまま
生きているよいうことは、
迷っているということ。
古田和弘
「正信偈の教え(下)」より
⑪
・今月の法語
「悪人」とは、
この「自分一人がかわいい」
というあり方を
離れることができないもの。
「親鸞 生涯と教え」より
⑫
・今月の法語
生かされているんだと
諦めきったところに
明るく生き生きと
生かされる人生が開かれる。
山吹啓
「花すみれ」 2010年11月号より
通巻 第708-719号
2009年 平成21年
①
・今月の法語
自分は間違っていない
正しいことを言っている
というときほど危ないのです。
一楽真
「この世を生きる念仏の教え」より
②
・今月の法語
私たちが「お陰様で」という裏腹には、
自分の心が満足している
という事があるのです。
林拡
「大谷婦人会法話シリーズ」 No.10
「生活の中nお念仏」より
③
・今月の法語
阿弥陀さんはどこにでもいらっしゃるのです。
「念仏申す、そこに如来増します。」
ということです。
近田昭夫
「仏さまはどこにおられますか?」より
④
・今月の法語
私たちは(知識)を知ってはいますが、
大切なことがわかっていないのです。
古田和弘
「念仏を正信すること」より
⑤
・今月の法語
死を100パーセント受け入れたとき、
あらゆるものが差別なく輝いて見える。
青木新門
「いのちのバトンタッチ」より
⑥
・今月の法語
念仏をいただいた人は、
問題に出遇っても、
それを縁にして
自分に帰らせてもらう。
宮戸道雄
「仏に遇うということ」より
⑦
・今月の法語
宥(ゆる)すということがどこかにないと、
人とは出会えないのです。
中村薫
「出会い そして別離のいのち」より
⑧
・今月の法語
自力に惑っている私が、
迷っていたと
教えに降参することを
信心というのです。
本多雅人
「本当に生きるとは、どこで成り立つのか」より
⑨
・今月の法語
ボクが悪かった
いえ
ワタシが悪かった
と、言える家はあたたかい。
土屋昭之
「人間回復」より
⑩
・今月の法語
私たちの生きるこの世は「不如意」です。
つまり、私の思い通りにはなりません。
真城義麿
「お誕生おめでとう 生まれてくれてありがとう」
より
⑪
・今月の法語
本物の親は、
何があっても子を見捨てることはない。
この親のはたらきを摂取不捨と言う。
村上宗博
「親鸞聖人のお手紙」より
⑫
・今月の法語
あなたが一人生きるために、
まわりにたくさんの人が生きております。
その人たちのいのちの中に、
仏さまのいのちが用(はたら)いているんです。
隈部壽春
「慧光」より
通巻 第696-707号
2008年 平成20年
①
・今月の法語
自分で自分の我なんて
折れはしません。
仏さまに折ってもらう。
仲野良俊
「仲野良俊著作集」より
②
・今月の法語
日々の生活そのものが仏道、
すなわち聞法なのだ。
村上宗博
「大谷婦人会法話シリーズ」 No.9
「門徒の生活」より
③
・今月の法語
都合のいいことを
求めれば求めるほど
今の自分に満足できない。
寺本温
「花すみれ」 2008年1月号より
④
・今月の法語
往生とは
人間が人間として生き、
常に新しく再生し続ける、
たゆみなき歩みをいう。
本多恵
「生命の声を聞く」より
⑤
・今月の法語
差があるまま、
一人ひとり光っていける
世界があることを、
仏さまは教えて下さる。
黒田龍雄
「自信が湧くことば」より
⑥
・今月の法語
こちらから何もできなくなっても
仏さまの方から働きかけてくださる、
これが他力ということなのだ。
加藤智見
「生きる勇気が与えられるお経」より
⑦
・今月の法語
多くのものに支えられ、護られ、
助けられてこの世に生まれた存在が
私という一個の存在。
伏間俊鶴
「青年へ~こころの宅配便」より
⑧
・今月の法語
「他力」というのは、
自我の思いの他なるはたらき。
廣瀬杲
「いのちの願いをたずねて」より
⑨
・今月の法語
自分を表現することなくして、
人との本当の出会いは
成り立ちません。
酒井義一
「花すみれ」 2008年8月号より
⑩
・今月の法語
わたしたちは、
わずらいや悩みの本質が
よくわからないで生きている。
土屋昭之
「少年少女の仏教」より
⑪
・今月の法語
自分もまた条件が成り立てば、
加害者にも被害者にもなる
業縁の身を生きている。
四衢亮
「時言」より
⑫
・今月の法語
人間が根源的に求めていることは、
本当に生きていく上での
「真のよりどころ」。
本多雅人
「花すみれ」 2008年10月号より
通巻 第684-695号
2007年 平成19年
⑪
・今月の法語
あなたはあなたのままで
いいのではないか。
いったい誰の命を
生きようというのか。
乾文雄
「花すみれ」 2005年1月号より
⑫
・今月の法語
死は、
それがお母さんからあなた達への、
最後の贈り物。
平野恵子
「子どもたちよ、ありがとう」より
通巻 第672-683号
2006年 平成18年
①
・今月の法語
「南無阿弥陀仏」は、
人間の中にあって
人間を超えようとしている
「いのち」の名前です。
延塚知道
「大谷婦人会法話シリーズ」 No.7
「無量寿に生きよう」より
②
・今月の法語
ご縁が
私となって
くださっている
小川一乗
「お浄土はいのちのふるさと」より
③
・今月の法語
恩というのは
私がこうして
生きてあることに
感ずるお蔭です。
宮城顗
「今、私にとって真宗とは」より
④
・今月の法語
お念仏を称えることによって
苦悩と共に歩んでいける私になる。
林拡
「花すみれ」 2005年4月号より
⑤
・今月の法語
ひとと出合い、ひとを愛し、
ひとと別れる
そこに人間として「生きた」
といえる実感が生まれる。
武田定光
「花すみれ」 2006年1月号より
⑥
・今月の法語
亡き方自身も救われ、
私たちにも救われてくれと
願い続けて下さる存在、
それが諸仏です。
足利芳文
「花すみれ」 2006年6月号より
⑦
・今月の法語
救いとは
喜び(満足)を
得ることである
亀田文夫
「花すみれ」 2004年9月号より
⑧
・今月の法語
あなたはあなたになればいい
あなたはあなたであればいい
お釈迦さまのおことば
お釈迦さまのおことば より
⑨
・今月の法語
日常の中で、
我が身の姿を見つけていくのが、
真宗の修行なのです。
山本隆
「こんなことが聞きたかった」より
⑪
・今月の法語
何ひとつ
変更する必要のない
世界に目覚める
それが仏道
加藤官
「花すみれ」 2006年6月号より
通巻 第660-671号
2005年 平成17年
1
2
3
④
・今月の法語
子どもを育てる
ということは
そのまま親が
育っていくこと。
宮戸道雄
「家族の絆」より
⑤
・今月の法語
自分自身を
見る眼を見失えば、
自分中心に
世の中がまわり出す。
高松信秀
「親鸞と歎異抄入門」より
⑥
・今月の法語
念仏をいただいている身は、
おかげさま、
もったいない、
ありがたいの
気持ちが出てくるのです。
椋田知雄
「生臭坊主の本願他力よもやま話」より
⑦
・今月の法語
私が気づかないうちに
照らして下っている
ひかりがあるのです。
藤原千佳子
「大谷婦人会法話シリーズ」 No.6
「みひかりに遇いて」より
⑧
・今月の法語
私たちは皆弱く愚かで、
思い通りにならない
人生を送り、
死ぬべき身である
ということで平等なのです。
真城義麿
「花すみれ」 2003年5月号より
⑨
・今月の法語
もろもろのこと全てを、
南無阿弥陀仏にこめて、
ありがとうございますの
お礼をとげるのです。
佐賀枝弘子
「女人成仏の御文」より
⑩
・今月の法語
自己自身のいのちの
尊厳に気づいた人が、
初めて他の人のいのちを
尊ぶことができるのです。
中村薫
「いのちを差別するもの」より
⑪
・今月の法語
言うまいとしても言い、
思うまいとしても思う、
そういうどにも
ならぬ人間を
凡夫と呼んでおります。
仲野良俊
「正信偈講話」より
⑫
・今月の法語
泥の中に生まれ、
生涯を泥の中でしか
生きられない人間が、
そのままで正覚の花を
咲かせるのです。
熊谷宗恵
「白蓮華の道」より
通巻 第648-659号
2004年 平成16年
10
11
12
通巻 第636-647号
⇒ 連載項目一覧
真宗は在家仏教であるから、
山へ登って修行することがない。
「ただひたすらに、
自己を聞く聞法の縁が大事
である」
(美濃部薫一 「花すみれ」 1993年2月号)
「
耳は定期的にあらわねばならない
」と、
真宗は聞いたことさえ捨てて、
初事・初事と聞き続けていく教えであります。
(同事庵仏教談話会主宰 野田風雪
「花すみれ」 1993年10月号)