(5) 中 盤
中 盤
◎ 碁は一手一手打つものだから、一方によほど悪い手が出ない限り、形勢は大きく傾くものではない。(大竹英雄)
◎ 中盤戦となると、具体的にどこから手をつけていったら良いのか、迷うことが少なくありませんが、目標は相手より地を多く確保することですから、そのためにどう打ったら良いかを考える訳です。ところが、碁の目標は地の確保にあると言っても、も、中盤戦ではむしろ地よりも相手の石への攻撃を重視しなければならないケースが多いのです。(大竹英雄)
◎ 布石時代には定石という指針があるが、中盤戦に入ると頼るは自分の力のみ。
◎ 中盤戦は一局の花。
◎ 一手が重要な中盤戦。
◎ 中盤では、攻めのチャンスをいかに掴むかが重要課題。
◎ 中盤は、細かい味にも眼を光らせて。
◎ 中央へ一歩先んずればカとなって戻って来ることは中盤の常識。
◎ 布石から中盤に移るあたり、このへんが最も微妙。
◎ 布石から中盤に移る過程で、自分の模様をどうはり、相手の模様をどう消すかということが課題になる場合がよくあります。(林海峰)
◎ 中盤で、碁を決めにいくチャンスがあれば、遠慮はいらず。
◎ 中盤の急所で先手をとれるか、後手に終わるかは大変な差。(曲励起)
◎ 中盤以降の粘りというのは、勝負の面で大事な要素。(坂田栄男)
◎ 中盤戦でもシマリやカカリより重要な攻防の急所という手はあるもの。(上村邦夫)
◎ 大石は、めったに死ぬ事はないが、こういう石が攻められると、急に差が縮む。(吉田美香)
◎ 「大石は死せず」という格言がありますが、それは大きな石だとどこかしらに味があってなんとかなるという体験的な言葉です。(工藤紀夫)
○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●↑