(12)ツケ、ハネ、切り
ツケ
◎ 相手を強化しても自分の石を強化したいとき、また相手の勢力圏内で手がかりを求めたいときなどの手段がツケ。それ以外のツケはおおむね悪手となります。(小林覚)
◎ 自分の石のない場所に、手がかりを作るのがツケ。無から有を生み出す手段です。(小林覚)
ハネ
◎ 上ハネが高圧的手法なのに対して、下ハネは守りの気分が濃厚。(石田芳夫)
切り
◎ キリというは相手の連結を妨害する手であり、ポン抜かれるまでに時間がかかります。それを利用して細工をするのが「キリ一本」の手筋、攻め合い、中盤の様子見、ヨセなどに有効です。(小林覚)
抜き
◎ 一般に、抜けるところは抜いてしまうのが、あとくされがなくていいとしたものです。(前田陳爾)